企業経営が健全に継続するには、優秀なタックスドクターが必要です。

電子申告

電子申告とは、法人税、消費税などの申告や納税、各種税務手続き・届出等についてインターネットを利用して電子的に手続きが行えるシステムです。電子申告には国税(税務署)向けの「e-TAX」と地方公共団体(都道府県・市区町村)向けの「eLTAX」の2つがあります。

e-TAX(イータックス)

正式名称を「国税電子申告・納税システム」という、国税庁が開発、運営しています。
日本国内のすべての税務署が電子申告に対応しています。

eLTAX(エルタックス)

正式名称を「地方税ポータルシステム」といい、一般社団法人地方税電子化協議会という団体に入会している地方公共団体が共同で開発・運営を行っています。
47都道府県はすべて電子申告に対応していますが、市区町村の中には電子申告に対応していない市区町村もあります。

ポイント

国税庁では確定申告時期にテレビやインターネットなどでCMを流して、簡単、スムーズに申告できて便利などとうたっておりますが、実際には利用するまでに準備しなければならないことがあるので、毎年自分で申告をしようとする人以外はおすすめできません。

具体的には以下のような準備が必要です。

  • 電子証明書(住基カードにデータを読み込ませます)を取得しなければならない。
    (電子証明書の取得には1件500円が必要で、原則3年間の有効期限です。)
  • 電子証明書をデータとして読み込むための「ICカードリーダライタ」が必要。
    (ICカードリーダライタを購入しなければならない、安いものでも3,000円くらいします)
  • パソコンが必要

ただし、税理士等の代理人が依頼人の申告をする場合には、依頼人の電子証明書は不要です。税理士の電子証明書があれば電子申告が可能です。

当事務所では、電子申告をほぼすべての顧問先様で利用しております。顧問先様が電子申告を利用するメリットとしては、申告書類へ押印する手間を省けるということがあります。